( 2017.01.26 )



 今、急に降ってわいた男性保育士問題、まずはニュースの内容を簡単に。

 千葉市の熊谷俊人市長がツイッターで、同市が 「男性保育士活躍推進プラン」 を策定した背景には、女児の保護者から 「男性保育士に娘の着替えや排せつの世話をやって欲しくない」 との要望があったと発言しました。

 市内の公立幼稚園・保育園では、男性保育士が幼児のオムツ交換や着替えの業務を外されるケースが目立ちます。 こうした状況について、熊谷市長は 「女性なら社会問題になる事案です」 と訴えています。

 この問題提起について 「これは男性差別ではないのか?」 という意見と、 「男性が幼女を性の対象にする事件が起こっている現状では仕方ない」 という意見で真っ二つに分かれています。

 これは二つの観点から見る必要があります。 一つは預けてる親の観点。 もう一つは働いてる男性保育士からの観点。

 預けてる親の立場で言えば、例えば自分の娘のおしめを若い男子が換える。 これはイイ気はしません。

 でもそれを言い出せば、小児科医はどうだ? 男性の教師は? ときりがありませんそこには預ける側と相手との信頼関係が必要なワケねましてや相手はプロなんですから、そこを信用しなくては何も始まりません

 今回文句言ってる親御さんは、自分の考えが一番で、何かにつけて文句つけなきゃいられない人なのでしょう。

 思うのは自由だけど、それをいちいち口にして文句言うなよ!ってコトです

 保育園落ちれば日本死ねと言い、入れば入ったで男性保育士は嫌だと言う

 自分で見れば?と言えば、子供預けなきゃ働けないと言う

 保育園が新設される付近の住民は 「子供の声がうるさいから反対」 と言う

 どうして欲しいの?って思うんです。 持ちつもたれつで世の中生きて行かなきゃ、てめえだけが満足できるような世界はどこにも無いのです。

 一方で男性保育士は、まだその数が圧倒的に少ない事もあり、ずいぶん気まずい思いをしてるんじゃないかなぁ?

 多分職場では、男性という事もあって力仕事を任されるケースも多いハズです。

 でもそれをいちいち 「男性差別」 なんて言わないでしょう。 男と女、それぞれの役割分担って絶対あるんです。

 それは差別なんてものじゃなく、当たり前の道理なんです。 ぶっちゃけ自分は看護師は絶対女性がいい!例えおばはんでも!

 男性保育士という職業を選んだのなら、変な偏見に負けず、女性保育士をおびやかすくらいの高いスキルと情熱を持って極めて欲しいです。 もちろん、ロリコンで女児をいやらしい目で見るような人はダメですが。

 トータルで自分の考えは、男性保育士に文句付けてんじゃねえよ!と。

 で、ごちゃごちゃ言って来る親にはプライドを持って言い返してもOK!

 頑張れ男性保育士、怒ってるぞぉ~!





( 2017.01.27 )

   


 今朝、衝撃のニュースを見ました。 それは、保育園に娘を預ける保護者が 「男性保育士に着替えやオムツ替えをさせないでほしい」 という意見を持っていることです。
 これは性差別なのかという話ですが、どう考えてもねぇ ……。

男性保育士に女児の着替えをさせるな!?

 わたしが見たのはこんなニュースです。
「男性保育士に娘の着替えや排せつの世話をやって欲しくない」。 こんな保護者の意見は、男性保育士に対する 「性差別」 にあたるのか。 千葉市の熊谷俊人市長( 38 )がツイッターで投げかけた問題提起が、いまインターネット上で盛んな議論を呼んでいる。
 女児の着替えやオムツ替えを、男性保育士にはさせないでほしいという保護者からの意見があったそうです。

 こ……これはひどい話ですね……。

 これは男性差別か?
 これって男性差別なんでしょうか? という疑問ですが、100%男性差別です。

 男性=幼児への性犯罪予備軍という偏見からくる性差別ですよ。 間違いなく!

 会社で 「女はリーダーには向いていない ……」 と、その人の能力を 「性別」 で勝手に決めつけて昇進させないのと同じですね。

 ほかにも外国人を見たら犯罪者予備軍とみなすのと同じです。 今だったらちゃんと差別として認定されていますよね。


悪意からではなく息を吸うように差別がある

 ただ、このような意見を言う方は悪意を持っていっているのではなく、それを偏見だと知らずに言っているのでしょうね。

 日本では性差別が呼吸するように行われている、差別が文化になっているというレベル。

 恐ろしいほど極端な 「決めつけ」 であることに気づかずに。

 たとえば、たった1人の男の子しか育ててないのに 「男の子ってやっぱり育てるの大変」 のように言うのって偏見なのをご存知でしょうか?

 それって男の子1人を見て言っているわけですよね? もしその子が同じだけ大変でも女の子だったらこう言ってた気がします。

 「女の子も大変!」

 と。 男の子は有無を言わさず 「大変」 だと決めつけられているんですよね。 そもそも性別にかかわらず子育てって大変なのに。


原因を 「属性」 のせいにすることに慣れすぎている

 この問題の中で声を大にして言いたいのは、多くの方が原因を 「属性」 のせいにすることに慣れすぎていることです。

 今回の件ですと、 「男性 = 幼児への性犯罪者予備軍」 というふうに。

 何気なくスルーしてしまいそうですが、この結びつけは危険ですよね。 ほとんどの男性にその可能性がゼロなのに。

 一部の変態が問題なのに、それを 「男性」 という性別のせいにしているわけですから。 これは女性専用車両は男性差別かという問題とも同じです。


日常にあふれている偏見を見直してみよう!

 わたしたちの日常には 「偏見」 が溢れかえっています。 おそらくわたしにもそういう偏見はあるでしょう。

 大切なのは 「この考えは偏見かもしれない」 と自分に問いかけられる能力です。 能力というか 「技能」 ですかね。

 たとえば運転がひどい車を見て、その運転している人が女性であったとします。 そこで 「やっぱり女の運転はひどいな ……」 と思ったとしましょう。

 そこで 「あれ? これって偏見じゃないかな」 と自分に問いかけてみてください。

 よくよく考えてみると 「実は男性も運転がひどい」 と気付けるかもしれません。 そこまで気づけたら 「運転のひどさと性別は無関係」 ということに気づくでしょう。

 自分が当たり前だと思っていることも、体験からではなく周りから伝えられただけのことが多いですから。





( 2017.03.09 )

  





 千葉市が1月に発表した 「男性保育士活躍推進プラン」 をめぐり、男性保育士が女児のおむつ替えや着替えを担うことへの反響が広がっている。 女児の排泄や着替えを男性保育士が介助することに抵抗を感じる保護者が声を上げる一方、保育の現場に男性は不可欠だとの意見も。 どう考えればよいのだろうか。


増える男性保育士、20人に1人

 「子供たちの成長を間近で感じられて幸せです」

 神戸市灘区の認定こども園 「青谷愛児園」 で働く男性保育士、正岡ひかるさん( 20 )はそう話し、ほほえんだ。 幼い頃からおいやめいの世話をしたり一緒に遊んだりするのが好きで、昨年4月に保育士に。 現在は3歳児クラス( 28人 )を別の女性保育士とともに担当し、子供たちからは 「ひかるくん」 と呼ばれ、慕われている。

 同園は大正15年に開園し、昭和55年ごろから男性保育士を採用。 松村恭子園長( 65 )は 「さまざまな保育士が、一人ずつ違う子供たちと刺激しあうことが大切。 そのために保育士は男性も女性も必要だと考えています」 と説明する。

 これまで保護者から苦情や相談はなく、男性保育士も女児の着替えやおむつ替えを担ってきた。 正岡さんは 「中学生の頃からめいのおむつを替えていたので、当然のことと思っていた。 もしも保護者から 『うちの子のおむつを替えないで』 といわれたら悲しい」。

 男性保育士は増え続けている。 平成12年国勢調査による推計では約4700人( 1.3% )だったが、22年には約1万3200人( 2.8% )に。 賃金構造基本統計調査によると、27年の男性保育士は5.3%となっている。

 昨年8月には、保育園や幼稚園で働く男性職員を10年後に10%増やすことを目指す団体 「ほいく男子会プラス10%」 ( 事務局・東京 )も発足した。 同団体は男性保育士の必要性について、 「男性がいない環境が子供にとって最善とは思えない。 保育所保育指針でも 『性別などによる固定的な意識を植え付けることがないように配慮すること』 と定められており、女性しかいない環境は大きなマイナスになる」 と主張する。


男女差別か性的区別か、千葉市長のツイッターの波紋

 議論の発端になったのは千葉市が1月19日、男性保育士のキャリア支援に加え、男性用トイレや更衣室、休憩室などの施設整備を盛り込んだ 「男性保育士活躍推進プラン」 を発表した際、熊谷俊人市長が発信したツイッターだ。

 熊谷市長は 「女児の保護者の 『( 男性保育士に )うちの子を着替えさせないで』 との要望が通ってきた」 と記し、 「保護者とのトラブル回避から性差による不当な対応をしないよう各保育所に指示した」 とし、男性保育士も女児のおむつ替えなどを通常業務としてさせることを宣言した。

 背景には、千葉市だけでなく、全国の保育所で、男性保育士に対して慣習的に行われてきた勤務上の制限がある。 兵庫県内の公立保育所で約15年のキャリアを持つ男性保育士( 37 )は 「結婚して子供がいる自分は女の子のおむつを替えてもよいのに、未婚の男性保育士は禁止されるなど、基準があいまいだった」 と証言。 女性であれば数年以内に担当することの多い0歳児クラスの担当も10年以上任されず、経験を積むことができなかったという。

 ツイッターやフェイスブックでは、男性保育士の活躍や千葉市の施策に賛同するコメントがあがる一方で、 「しかしやはり一瞬でも犯罪の可能性を想像してしまうのが親心」 「高齢者介護では同性介護が主流。 子供も一人格としてみるならば、女児の排泄、着替えも配慮されるべき」 「市長は男女差別と性的区別を混同している」 などとする女児の保護者からの書き込みが相次いだ。

 実際に、男性保育士に不安を抱く保護者はいる。 大阪府内で4歳の長女を保育園に通わせる30代の女性会社員は 「子供が男性保育士からキスされるのが嫌と言っていたことがある。 真実なら抗議するが、子供が言うことなので確信が持てずに悩んだ。 女の子を持つ親はどうしても、こうしたことに敏感になる」 と話す。

 東京都内で5歳の長女を保育園に預けて働く40代の母親は、単身赴任の夫に代わって娘が担任の男性保育士に甘えられることに意義を感じる一方で、 「変な趣味を持つ人が紛れ込まないともかぎらない」 と複雑な心境だ。 長女は男性保育士に 「うんちがしたい」 ということができず、大便を我慢していた時期もあった。 「担任の男性保育士さんは長いつきあいの中で信頼していますが、もし選べるなら母親として女の先生を選んでしまう」 とため息をついた。


高い倫理求められる専門職として…「信じてもらうしかない」

 保育の専門家たちはどう考えるのか。

 「こうした議論が起こる背景には、保育という職業への認識の低さがある」 と分析するのは、大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類の中谷奈津子教授( 保育学 )。 子供が好き、子供と遊ぶのが楽しいというイメージで保育士の仕事を見ているからこそ、 「男性なのに保育士になるのは下心があるからだ」 という偏見が生まれるとみる。

 中谷教授によると、保育は奥深い仕事だ。 目配り気配りを欠かさず、子供の安全を確保するのは大前提。 鬼ごっこや椅子取りゲームといった単純そうな遊びでも、発達段階によってルールを変え、さらなる成長につなげる。 子供同士のけんかがあれば、自分たちで解決できるように適切なタイミングで絶妙な言葉がけを行う。 「保育士は、生きていく上で非常に大切なことを体得させている」 と中谷教授は説明する。

 問題になったおむつ替えや排泄介助は子供の体調管理に必要な上、子供と保育士が一対一でスキンシップをはかれる数少ないチャンスだ。 中谷教授は 「子供は特定の保育士に食事や排泄を介助されることで安心し、ありのままの自分を出すことができるようになるもの。 男性も同じように排泄介助ができる方がいい」 という。

 元保育士で大阪教育大学の小崎恭弘准教授( 保育学 )は 「20年前からある問題。 従来女性が多かった領域に男性が入ってきたときに生じる摩擦で、男性保育士にとっては通過儀礼のようなもの」 と捉える。

 小崎准教授は 「子供が社会の多様な価値観を理解するため、男性保育士の存在は必要」 と話し、 「悪意を持った人が保育士になる可能性がまったくないわけではないが、専門のライセンスを持つ者には非常に高い倫理観が求められている。 信じてもらうしかない」 と訴える。

 一方で、小崎准教授は抵抗感を持つ保護者への配慮も必要だと考える。 「保育は保護者と子供を中心としたサービス。 保護者の意向は大事にする必要があり、違和感のある保護者には丁寧に説明しながら理解と信頼を得ることが重要なのではないか」 と話す。

 関西の公立保育所で働く男性保育士( 38 )は、社会的な認知度を高めようと、地域の子育て広場や児童館でボランティアで歌遊びの講師をするなど地道な活動を続けてきた。 今回の議論について 「男性保育士がごく少数の特異な存在ではなく、一般人も無視できない存在になったことのあらわれではないか」 と前向きに捉え、 「市長のような発信力のある方がこうした議論を起こすのも効果的だが、私たちのような一般の男性保育士が保育所だけでなく、地域に出ていくことが大切。 これからも活動を続けたい」 と話していた。



女児の着替えを男性保育士にしないでほしいっていうのは親の気持ちもあるけどやっぱり当人が嫌だと思うんだよな。今の親の人たちの世代も私たちの世代も男性保育士がほとんどいなかったから気持ちはわかるわけないけど。
男性保育士が着替えを手伝うことに関しての問題がトレンドみたいだけど、親として不安になる気持ちはわかるけど幼児期の子を持つ親なんてあらゆることが不安なんだし、不安を持つこと自体を否定してはならないと思う。
千葉市長の男性保育士を自分の娘に担当させるなと言う要求は正当なのか?つい最近まで娘が幼稚園に通ってた身としては、男の先生に着替えさせて欲しくないのが本音。誰でも魔が差す可能性はあるので。男児は男、女児は女と可能な限り分けて欲しい。
こんなんじゃだめだよなーとはわかっていても正直オムツは女の先生に変えてほしいのが本音。娘だからなんだろうなぁ。でも、体力のいる子供の遊び相手なんかは男性保育士の力は必要不可欠だと思う。 なんにせよ待遇をもっとよくしないと男性保育士は増えないよね。保育の住み分けをしたらいいのかな。
私も保育現場幼児教育現場にいたことあるんだけど、男手が必要なことってあるし。 母親目線で言うと我が子が娘だったら男性保育士にトイレやオムツ替えは嫌だと思うのが本音。
世にロリコンと呼ばれる男性がいるように、ショタコンと呼ばれる女性もいます。でも、そんな人はごく一部。ましてや、仕事でするオムツ替えと個人的嗜好は、まったく別の問題として切り離して行動するまともな大人のほうが圧倒的に多いでしょう。保育士のオムツ替え云々に男女がどうのなどと言うのは、大多数のまっとうな保育士の方々への侮辱ですよ。
いま、男性保育士のオムツ替えがどうのこうのとやっているけどさ。 現場で働いてる身としてはオムツ替えの時間も戦いなの。 男性保育士がいてすごい助かる部分が沢山ある。だからこれを区別してほしいと言っている保護者が意味わからない。 保育者が足りていない時代だよ? 保育士としては、男性保育士が信頼できなくてイヤなら他へ行ってほしいのが本音。
え、今どきの保育士って男女関係なく着替えの手伝いとかオムツ替えとかやっちゃダメなん?? それとも男性保育士だけ制限されとるん?? 後者なら男女差別やし前者なら住みづらい世の中になったなって思ってしまうね…。
男性保育士が女児の着替えさせちゃダメなの? 変なことして傷つけてそれで問題ならわかるけど。 保育士って立派な仕事だよ?
男性保育士着替え問題って、男の子が好きな性的志向もあるから差別ということなのかな。でも医者、看護士、介護士とかそいう職業には誠実義務があるから、守秘義務と一緒で。そこがダメな人は違う仕事しなきゃダメじゃないかな。個人の問題だと思う。
男性保育士さん賛成です。着替えやおむつがえをして貰うのも仕事として当然だと思います。 でも法整備はすべき。信頼を裏切るんだから何かおこった時に重い罪になるようにして欲しい。 信頼は安心の土台があってしか出来ないと思います。
男性保育士さんだって仕事に敬意をもってやってるのにね。 ちゃんとコミュニケーションとれていればば大丈夫だと思う。 もっと男性保育士さんが増えてくれるといろいろ助かる面もあるのになぁ。 もっと活躍出来る日本になればいいのに。


 男性保育士の性犯罪のニュースが飛び込んでくると、 保護者は複雑な思いを抱えると思います。
 しかし、 問題を過剰に煽り立ててしまっては、 いつまでも保育の現場の男女平等が達成されることはありません。
 園と保護者が積極的に話し合ってお互いに理解を得たり、 女子園児へのかかわり方をマニュアルなどで明文化するなど、 保護者が安心できて男性保育士も働きやすい現場作りに努めてほしいと思います。


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