世の中には、結婚している人もいれば、結婚していない人もいるのは当然のこと。 それは、友人関係においても例外はなく、 「久々に集まろう!」 なんて盛り上がって会ってみたら、既婚者と独身で全然話が噛み合わない …… なんてことありますよね。 立場が違えば考えることや思うことは違ってきてしまうものですが、結婚した今だからこそ思う 「独身の友人が話すアレコレ」 について、主婦100人に聞いてみました! 独身の友人の中に、厳しい助言をしたくなる人っていますか? Yes:77% No :23% なるほど。 8割近い人が腹の中で 「ちょっと、それどうなの?」 と思っているということですね。 「NO」 と回答した心優しき? 方たちの声には、 「みんなしっかりしている人たちなので、私がアドバイスもらうことの方が多い」 という意見や、 「周囲がおかしいと思っていても、本人がそれを選択している以上は言ってもムダだと思う」 というようなクールなご意見がありました。 では、「YES」 と答えた方たちは、どのような友人に、ひとこと言いたくなったのでしょうか?
なかには、 「 『アドバイスして』 と言うので親身になって答えると、必ず逆ギレするのでもう助言したくない …」 という意見もあったりと、人に助言をするのは、よほどのことでないかぎりはしないほうが得策かもなと思いました。 |
見た目はイマイチなあの人が、すっごい美人と付き合ってる! なんていうパターンは、 「美女と野獣カップル」 などと言い、思いのほか多くいるものですが、逆に 「あんなにいい子がなんでこんなヤツと … 」 と、他人のことながら心配になっちゃうカップルや夫婦も時々いますよね。 借金、女グセ、モラハラなどと …… 悪く言うつもりはないけれど、 「こんな人となんで結婚したんだろう?」 と疑問を持つほどダメな友人の夫。 友人だからこそ見てみぬふりもできないし …… と思い悩む妻たち100人に 「友人のダメ夫」 について語ってもらいました。
結婚して家族をもったとはとても思えない、びっくりするようなお子ちゃまな友人の夫たち。 「早く別れなよ!」 と言いたいところをグッとこらえながらも、友人が傷ついたときには支えになってあげられるような、そんな存在でせめていてあげたいですね。 |
「草食系男子」 ということが騒がれて久しいですが、女性はなんだかんだと積極的な男性が好きな人は多いもの。 でも、待てど暮らせど口説きにこない男性陣にイライラMax! それなら、こっちから!! ということで、 「狙った獲物は逃がさない!」 「草食なんて許さない!」 と肉食化した女性たちにロックオンされた男性たちの “恐怖体験エピソード” を今回はご紹介いたします!
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価値観をアップデートしないと苦労する |
長らく恋愛をせずにいざ婚活をすると、いろいろな感覚が 「前回恋愛をしたとき」 のままになっている可能性があります。 「婚活」という言葉が登場してから10年超。 50歳までに一度も結婚しない人の割合を示す 「生涯未婚率」 は女性が14.1%、男性が23.4%(2015年)に達し、離婚するカップルの数も増え続ける中、婚活は今やひとごとではなくなりつつある。 一方、 「女は年齢、男は経済力」 「プロポーズは男から」 といった婚活の固定観念は崩れてきており、婚活も多種多様・十人十色に。 婚活の移り変わりを見続け婚活現場ですれ違う男女の価値観について分析する。 |
2000万稼ぐ女性も 「自分より稼ぐ男性」 を求める |
平成に入って30年が経ち、もうすぐ次の元号に変わろうとしているというのに、結婚観だけは昭和を引きずっている人が実に多いのに驚きます。 昭和世代の両親から教育を受け、長年食卓を共にしてきたので、考えを刷り込まれているのですね。 しかし、この 「時代感のズレ」 が婚活における最も高いハードルとなっているのです。 例えば、女性の男性の収入に対する考え方はまさに昭和そのもの。 仕事をバリバリこなし、高収入であっても、 「結婚するなら年収は夫のほうが絶対上」 と考える女性が圧倒的に多いのです。 実際、私が経営する結婚相談所でも、95%以上の女性が 「自分より稼ぐこと」 を結婚相手の条件にしています。 2000万円以上稼ぐ女性が何人もいますが、やはり同じ価値観です。 一方、男性はといえば、子育てをメインに結婚を考えるので、相手の女性は子どもを産みやすい30代半ばくらいまでと考えます。 30歳を過ぎたあたりで結婚相談所に来る男性が多く、 「自分より年収が下」 の相手となると、対象は20代の女性になりがちです。 こうして、30代以降の結婚したい女性が余ってしまうわけです。 結婚観が昭和なのに対して、男女の恋愛を取り巻く環境は平成になり大きく変わっています。 そこで何が起こっているかというと、多くの人が恋愛をしなくなった、あるいは、できなくなっているのです。 原因の1つはコミュニケーション不足です。 たとえばデート。 固定電話が主流だった頃は、会ったときにいろいろな話をしておかないと、関係が先に進まないですよね。 「次会うのは、いつにしよう」、 あるいは 「今度どこに行くのか決めてしまおう」 と話し合ったものですよね。 ところが、今は携帯電話で寝ながらLINEを開いて、チャットができます。 デート中の会話の重要性も下がっているわけです。 次のデートの約束はLINEでいつでもできる。 そう思って、そのまま関係がうやむやになってしまうことも増えています。 SNSも恋愛を阻む原因になっています。 フェイスブックやインスタグラムでも、自分を大きく見せるために 「知り合いと飲んでます」 と、ふだん友達でもない人を借りてきて、一緒に写ってもらったりします。 対人ではなく、見えない人に対してのパフォーマンスをするようになってしまったのです。 |
いきなり無駄に奥ゆかしくなる |
そうすると、実際にデートで会ってみて、 「印象が違う」 ということが起こります。 「メールでは前のめりな会話をしていたのに、会ってみたら一言も話さない男性だった」 なんて冗談みたいなことも、実はよくあることです。 テクノロジー変化による職場環境の変化も原因でしょう。 今では1日パソコンと向き合うような、人と会話をあまりしなくてもいい職業に就く人が増えました。 人と会わなければ 「世間話」 をする必要がない。 世間話ができなければ、もっと難しい恋愛の会話などできるはずがないのです。 コミュニケーション力が低下するとどうなるでしょう。 まず、男性との会話になれていない女性の場合、男性の反応に不愉快になったり、ストレスを感じたります。 男性は表情豊かに話をしない人も多いので、女性からすると 「どっちなの」 「はっきりしてよ」 と言いたくなります。 ところが、ここで女性のいらない奥ゆかしさが顔を出し、 「女は待っているもの」 と考え、突然 「待ち子ちゃん」 になってしまう。 「男性だからはっきり言って、だって私、女なんだもん」 と。 男性は男性で弱虫太郎! 気が小さい!! しかも怖がり!!! だから、女性が 「男性に言ってほしい」 と思っていることを、直接言うなんてできないのです。 女性はデートの時間やお店を 「男性に決めてほしい」 と思っていますが、男性は 「これを言ったら怒られちゃうかも」 と言えないでいます。 例えば 「中華料理にしよう」 と思っても、男性は 「いくらの店に連れていけばいいんだろう」 「どんなメニューがあればいいのか」 「何時くらいに」 「どこがいいか」 と延々と考えて、 「もういやだ」 と面倒くさくなってしまうのです。 しまいに 「もう恋愛するのは嫌だ」 って弱虫になってしまう。 行動力がないのです。 だから、私は女性にこうアドバイスします。 「何をしてほしいか、すべて相手に伝えなさい」 と。 昨年末、クリスマスの時期に会員から婚約の報告が相次ぎました。 プロポーズといえば、男性が密に給料の何倍かの値段で指輪を用意して、サプライズの演出をするもの? それは大昔の話です。 今では、女性が交際している男性にプロポーズをいつどのようにしてほしいか伝え、婚約指輪の値段まで話すようになっています。 指輪も 「このブランドのこの指輪」 と決めて、男性に写メで送り、 「石は何カラットまでOK」 と、そこまで相手に伝えるのです。 |
自分の 「老い」 に気がついていない女性 |
女性も 「サプライズなんて気持ち悪い」 と嫌がるし、男性もサプライズを企画して断られたらがっかりします。 だから、直接伝えるほうが互いにやりやすいのです。 男が決めて、女が待つ時代ではないんです。 今の女性は好きなモノをもらいたい。 いらないものをもらっても、ゴミになるだけですから! もうひとつ、婚活を難しくしていることがあります。 それは、女性が自分の 「老い」 に気づいていないこと。 先ほど説明した、コミュニケーション不足などを背景に、恋愛から遠ざかっている人がとても多く、たとえ30代後半になっても、20代と同じ感覚で相手探しをするのです。 これは、最後にまともに付き合った人が20代だったという人が多いからです。 例えば38歳の女性が、結婚相手の理想年齢を 「38歳以下」 と言ったりする。 自分と同い年か年下ならいいわけです。 そんな上から目線の人には、 「あなた1億円持っているの?」 と、いつも聞きますけれど。 きっと、ふだん一緒に遊んでいる人や同僚などがそれくらいの年齢なのでしょう。 自分より年上は 「おじさんだ」 という感覚なのです。 でも 「あなたも38歳でしょう」 と。 20歳から39歳までで、 「今恋愛をしていません」 という人が男性8割、女性7割もいるので、30歳以上になるとさらに恋愛のパートナーがいる人は少なくなります。 ですから 「最後の恋愛はいつ?」 と聞くと、たとえば自分は28歳、相手の男性は29歳だったりするわけです。 そこで相手の年齢が止まっている。 38歳の女性に5歳年上の43歳、10歳年上の48歳はどう? と聞けば、 「そんなおじいさんはいやだ」 となる。 50歳女性のMさんもそうでした。 年収は2000万という高所得者で、プロフィールの欄に 「相手は同い年以下」 と書いたのです。 でも、私は56歳の開業医のHさんを紹介しようと思っていました。 年収はMさんより上ですし、博士号も持っている立派な男性です。 それなのに、彼女は相手の年齢が引っかかる。 それでも、 「会ってみて」 と30分説得しました。 最初は渋々だったMさんも、実際Hさんに会うと途端に恋に落ちてしまいました。 みんな食わず嫌いなんです。 その結果、どうなったかというと、Hさんが断ってきて、Mさんは 「もう一度会いたい」 となりました。 なぜでしょうか。 HさんはそもそもMさんが 「自分と同い年以下」 と書いていたのに驚いたようですが、 「会えばいい人かも」 とわずかながら期待していた。 ところが、Mさんに会ってみてさらにどん引き。 彼女の態度がとても大きかったというのです。 喫茶店で待ち合わせた場合、初対面でなくても相手に 「何になさいます?」 なんて聞くと思うのですが、Mさんは黙り込んで、Hさんに聞かれたら 「じゃあ、コーヒー」。 格好つけたつもりなのでしょう。 しかし、40歳を過ぎて気取っているのは、婚活現場ではアウトです。 Mさんは一度も結婚歴がなく、最後にお付き合いしたのが30代半ばでした。 そこから10数年恋人がいない状態だったので、自分が35歳だったときの彼氏を相手に求めてしまうわけです。 彼女のようなケースはとても多くて、だいたい20代で恋人と別れてから、10年間恋愛をしないままで、40歳近くになって専門家に頼もう、と考えるのです。 |
いつまでたっても 「パーフェクト」 を求めてしまう |
そういう人に45歳前後の男性を紹介すると 「みんなおじさん」 と言うので、 「あんたもおばさんだよ」 と返します。 「あなたのお父さんが40歳のとき、あなたは何歳だった? そのときのお父さんの写真を探して見てごらん」 と言うのですが、 「それとこれとは別」 なのだとか。 自分の結婚相手は老化してはいけないんです。 男性が若い女性を好む場合、 「若くてかわいい」 という気持ちがあるかもしれませんが、女性の場合、男性が若くても 「かわいい」 のはダメで、頼りがいもなければダメだからややこしい。 収入もそれなりになければいけません。 それで見た目が若いなんて、妄想の世界でしょう。 すべてがパーフェクトでなければいけないんです。 アラフォー女性が 「パーフェクト」 な男性を求めてしまう背景には、女性が活躍している社会背景もあります。 会社で長く働く女性は課長や部長になり、男性の部下がいます。 20代の男性もいる。 そういう男性たちが自分の言いなりになり、ご機嫌も取ってくれる。 上司として 「かっこいいですね」 と、リップサービスもする。 それに踊らされて、 「私はまだいける」 と思い込んでしまう。 でもそれは、単なるお世辞ですから。 固定観念はそう簡単に崩れるものではありません。 一気に崩そうとすると、 「ここの相談所はいい男性がいない」 と言って、相談所を辞めてしまうでしょう。 そこで、私は時間をかけて、 「これまでよく頑張ってお仕事をされたわね」 と相手の味方になり、その人を分析して、固定観念がどうやってできたか、理由を分析して、ひとつずつ攻めて取り除いていきます。 必ずしも、その人が悪いというわけでもなく、社会背景もあって、結婚観がこじれた人がたくさんいるのです。 まずは思い込みや価値観を見直すところから始めるのが第一歩なのです。 |