14歳から15歳の、東京都内の公立の女子中学生たち5人が警視庁に逮捕された。 容疑は、一人が仲間の女子中学生に売春を斡旋した児童買春・児童ポルノ禁止法違反。 そして他の4人は恐喝などの疑い、だと言う。 これは一体どういうことなのか。

 売春を斡旋した女子中学生は、携帯電話の 「 出会い系サイト 」 に “援助交際” 名目で相手を募集、応じてきた千葉県の40歳の会社員らに一回について3-4万円で仲間を紹介、わいせつな行為をさせていた、という。 その際、この少女が半額を斡旋手数料として取っていた。

 そのため、他の4人の仲間から 「 取り分が多い 」 と分配金をめぐってトラブルとなり、この斡旋役の少女に暴行を加えて6万6千円を脅し取ったという事件だ。 また、これとは別件で、同じ東京都内の15歳の公立中学の男子生徒2人と16歳の都立高校生、無職の少年( 19 )の4人を同じく警視庁が逮捕した。 容疑は警察官を装った 「 オレオレ詐欺 」 だった。

 これは全国でも始めてのケースである。 この4人らは、今年の春から犯行を繰り返し、被害総額は数千万円にのぼると見られている。

 さらに、このところ、首都圏では高校生の間に大麻汚染が拡がっている、という。 都内の繁華街では、そうした麻薬や覚醒剤などの不法ドラッグが密かに売買され、しかも容易に入手出来るとも言われている。 埼玉県の県立高校生13人が、大麻の不法所持や大麻を買う金欲しさで窃盗を働き、警視庁に逮捕されたり、補導されている。

 北ヨーロッパ系のV記者は言う
「 悪い意味での国際化が一段と進んできていることを物語っているような気がします。 売春、ポルノ、麻薬、恐喝、リンチなどといえば、これまではマフィアの世界の出来事としか考えられませんでした。 日本の犯罪がどんどん年を追って若年化の傾向にあるようです。

 それにしても、僅か15歳の少女たちが、それも親のいる家から学校に通っている子供たちが、売春を斡旋したり、わいせつ行為を繰り返したり、挙げ句の果ては、売春料の分け前をめぐって仲間同士で暴行や恐喝に及んだ、と聞いて耳を疑いました。 実に凄まじい、恐ろしいことです。 親は一体何をしているのでしょう。 学校は一体どういう指導をしているのでしょう。

 確かに、東京の繁華街、特に若者が大勢集まることで有名な渋谷などでは、こうした “犯罪の予備軍” とおぼしき少年少女たちを大勢見かけます。 彼女たちは不潔感さえ覚えるほど、無気味な化粧をして、何かを求めて24時間、街の中を徘徊しています。 警察官が補導をしても、まったく意に介そうともしません。

 また、ズボンをだらしなくずらして引き摺るようにはき、くわえタバコで、うろうろ歩く高校生らしき少年もいます。 この街を歩いていますと異状な価値観に頭が混乱しますよ。 さきに、隣接の神奈川県が青少年保護育成条令を改正して、深夜に18歳未満の青少年を外出させないよう定めている条文を、義務規定に変更する方針を打ち出しました。

 というのも、昨年一年間だけで、痴呆症の老人ではなく、18歳未満の少年少女たちの 『 深夜徘徊 』 の補導件数が、その2年前と比べても約2倍の4万3千件にも達していたからだというのです。 しかも、補導したことを親に連絡をしても、引き取りにも来ない保護者がいるそうです。 ですから保護者の意識の薄れに警告を発する意味からも、義務化へ改正しようと言うのだそうです。

 これまでは 『 深夜( 午後11時から翌朝4時 )に、青少年を外出させないように努めなければいけない 』 という保護者への努力義務とされていたものが、 『 させないようにしなければならない 』 と義務化するのだ、といいます。 日本は少なくとも経済的、文化的にも先進国です。 物も豊富です。 教育水準もその高さを誇っています。

 集団生活を通して、その中から国家意識や社会と個人の関係を体得する機会をつかむ、兵役の義務もありません。 日本の青少年たちは、権利は主張しますが、義務の意識は薄く、何をしても自由だと勘違いしている者が多いと思います。

 高校では、学校で生徒が何か悪いことをして教師が注意をすると、どの法律に違反するのか、と開き直る生徒がいる、と聞いたことがあります。 法律に違反さえしなければ何をしても良いとでも思っているのでしょう。 家庭でも、いちいちうるさいことは言わないという親が増えているようです。 これはしつけの放棄です。

 これでは社会を構成する一員としての最低のしつけ、道徳・マナーが法律以前にあるということに無知なまま、彼らは大人になっていってしまいます。 ヨーロッパの多くの国の人たちは、家庭のしつけと社会全体で、国の将来を担っていく青少年の育成に、多大の関心を持って見守っています