◆ | 幼少の時から刃物と接する様にしたいと思います。 最初は先の尖っていない鋏がよいと思います。 よく調整された鋏は刃は鋭利でなくてもよく切れ危険は少ないものです。 |
◆ | 刃物を手渡しする時は必ず把手を相手側に向け、刃を手前にするようにしつけましょう。 こうしてどんな時でも絶対に刃を人に向けない様に教えましょう。 |
◆ | 刃物は何時も研いで使う物であることを、実際に砥ぐ所を見せて教えましょう。 切れない刃物は危険で大怪我の原因になります。 切れない刃物を使うとどうしても力を入れます。 しかも切れない刃物は切る物への食い付きが悪く滑るのでこの時に思わぬ怪我をするのです。 |
◆ | 刃物と砥石は一体の物で、その刃物に適した砥石を買い求めて時々砥いで刃物と砥石を何時も良い状態に保つようにしましょう。 |
◆ | 刃物は使用目的に合った物を使いましょう。 間に合わせの物で済ませようとすると、自分も苦労するし、作業の出来も悪いし、時間も掛かるし、刃物を壊したり、場合によっては怪我をすることさえあります。 切れない刃物も同じです。 |
◆ | 例えば、レジャーとしてアウトドアー活動するとき、ハンティングナイフは格好は良くても使い勝手は良くありません。 小さな包丁と鉈の組み合わせの方がはるかに使い勝手がよく安全にきれいに仕事が出来ます。 |
◆ | 小学校高学年や中学校で使う刃物としては、切り出し小刀や肥後守ナイフが適していると思います。 切り出し小刀は片刃で木を削るのに適しており、肥後守は両刃で竹を割るのに適しています。 しかし学校では刃物を使用する前に、刃物の取り扱いの基本をしっかり教えなければなりません。 まず、先生の教育が先かもしれません。 |
◆ | 刃物は家に置いとく時でさえケースや鞘等に収めて定めた所に収納しましょう。 家の外に持って出るときには使用する時まで二重にケース等に入れて運搬しましょう。 ポケットに入れて持ち歩いたり、腰に下げて持ち歩いたりすることは絶対に止めましょう。 職人さん達も必ず二重に何かに収めているようです。 道具を大切にすると同時に安全に配慮していると思います。 |
◆ | 刃物を大切にすれば、刃物は本当に良く働いてくれます。 可愛がって良く働いてもらいましょう。 正しく使えば刃物は危険でなく、安全で有用なものです。 |