( 2017.05.26 )

 






 「なんか、この人、感じが悪いな」 とまわりの人から嫌われる。 「この人と話をしても、楽しくないな」 と相手との会話が盛り上がらない……。

 こんなときは、 「話している中身」 以上に、実は 「話を聞く態度・しぐさ」 に原因があるケースが少なくありません。
 本人は無意識に行っていることでも、相手を不愉快にさせてしまう 「聞く態度・しぐさ」 は、思った以上にたくさんあります。
 時として 「聞く態度・しぐさ」 は、 「話の中身」 以上に大切です。 聞き方の 「態度・しぐさ」 が悪いと、それだけで印象が悪くなり、仕事でも日常会話でもまわりから嫌われてしまいます。
 では、どんな 「聞く態度・しぐさ」 がよくないのか? ここでは、ついやってしまいがちな7つのNGを紹介します。

 まず、よくありがちなのは、相手のほうに体を向けない、意味もなく上半身を揺らすなど 「姿勢」 に関するNGです。
 意味もなく 「揺れる人」 いませんか?




 相手と話すときに、特に理由がなくても 「相手に対して体が斜めになってしまう」 人がいます。
 「正面を向くのが恥ずかしいから」 なのかもしれませんが、そっぽをむいているようにも見えて、いい感じはしませんよね。
 まずは 「相手に体をきちんと向けて座る」、そうするだけでも、印象は大きく変わります。 少しずつでもクセをつけてみましょう。




 特に男性に多くありがちなのが、 「上半身を揺らしながら話を聞く」 ことです。 相手はその 「揺れ」 が気になってしまい、会話に集中できません。
 私はこれを 「会話の船酔い」 と呼んでいますが、意味もなく上半身を揺らしながら聞くのは、相手を疲れさせてしまいます。
 また、落ち着きがなく見られ、信頼度が低くなる可能性もあるので、無意味な揺れは禁物です。




 これも男性、特に年配の方にありがちなのが 「後ろにふんぞり返って」 「腕や足を組んで」 話を聞くことです。 自分にその気がなくても 「偉そうな態度」 と見られてしまい、相手にいい印象は与えません。
 話を聞くときは 「ちょっと前かがみ、前のめりになる」 くらいがちょうどよく、相手に 「熱心に話を聞いている」 といういい印象をもってもらえます。
 どうしてもふんぞり返って聞くクセがある場合は、背もたれに背中をつけないようにするとよいでしょう。

 次によくあるのは、気がつかないうちに出てしまっている「クセ」です。
 無意識に出る 「クセ」 に要注意




 男性に特に多いのが貧乏ゆすり、女性に特に多いのが髪の毛をいじるクセです。 どちらも見ていて落ち着きがありませんし、まわりの人を不愉快にさせてしまいます。
 じつは私も子どものころは髪の毛をいじるクセがあり、 「髪の毛をいじるのははしたない」 とよく父に怒られたものです。
 これは、自分で気をつけて直す努力が必要です。 無意識なことが多いと思いますので、一度、家族や親しい友達に聞いてみるといいかもしれませんね。




 「そうそう! それです!」 などと話が弾んでくると、つい興奮して相手に指をさしてしまう人も多いものです。 ジェスチャーとして相手のほうに指をさすのがクセになっていることもありますね。
 実は、これも 「偉そうな態度、相手を見下す態度」 という印象を与えてしまい、相手が不愉快になる可能性があります。
 「相手を指さす」 のは誰に対してもしないように気をつけましょう。




 人の話を聞くとき、 「アイコンタクト」 こそ重要です。
 「相手の目を見ない」 のは論外ですが、 「相手の目を一瞬見るけれど、すぐに目をそらす」 というのも、人を不快な気分にさせてしまうものです。
 「話を聞くとき、きちんと相手の目を見る」 のが基本ですが、日本人の場合、あまりじっと相手を凝視するのは 「圧」 になってしまいます。
 相手の目をガッチリ見るのではなく、 「眉間」 「眉毛」 「目の上下」 「おでこ」 「鼻」 など、 「目以外の顔のどこか」 を見るのがコツです。 そのあたりに柔らかく視線を向けるといいでしょう。

 そして、最近特に多くなっている最大のNGが、 「会話中なのに、すぐにスマホを見る」 ことです。
 会話の相手は、スマホでもパソコンでもない!




 相手と話をするときは、スマホは見ない、触らないというのは当たり前のはずですが、意外にできていない人が多いものです。
 また、仕事の打ち合わせのときにノートパソコンでメモをとる人がいますが、そのこと自体はよくても、なかにはずっとパソコンの画面ばかり見て顔を上げない人もいます。
 スマホやパソコンを見ながら返事をしていると、 「話がつまらないのかな」 「こちらのことはどうでもいいのかな」 と相手に思われてしまいます。
 スマホを使うときは 「ちょっと調べてみるね」 「メールを 1本打たせてね」 と相手に断って使う、それだけでも相手を不快にさせることは減るはずです。
 パソコンでメモをとるときも、画面だけに集中しないで相手の顔を見て返事をするなど、相手に不愉快な思いをさせない 「上手な使い方」 をぜひ試してください。




  ● 相手に対して 「体を正面」 に向けない
  ● 上半身を 「揺らしながら」 聞く
  ● 腕を組み、ふんぞり返って聞く
  ● 「貧乏ゆすり」 「髪の毛いじり」 はやめる
  ● 「相手を指さす」 は要注意
  ● 「目線( アイコンタクト )」 がよくない
  ● 会話中に、すぐスマホを見る

 以上、嫌われる人の 「ダメな態度・しぐさ」 を挙げてみました。

 子どものころは、 「貧乏ゆすりはやめなさい」 「人を指さしてはいけないよ」 と教えてくれる人が周りにいたものですが、大人になると正面から注意してくれる人も減るものです。

 「聞く態度・しぐさ」 は、少し意識して変えるだけで、驚くほど好感度が上がるものです。 1分でできる簡単なコツはたくさんあります。

 ぜひ、 「話の中身」 もさることながら 「話を聞く態度」 を磨くことで、仕事でも日常会話でも相手に好かれる 「聞き上手」 を目指してみてください。