睡眠の話 


~眠りとストレス解消~

眠りのもっとも大事な目的は、大脳を規則的に休ませることです。
睡眠は体や心を守るために大変重要な時間です。
いやな事があっても一晩眠るとスッキリする理由は、ストレス解消と睡眠は関係があるからです。
ストレスは精神的な緊張のために大脳に疲れが溜まる事で起こります。
不安感や不快感やイライラは大脳のニューロンが過度の興奮をしているためと考えられます。
睡眠には大脳のニューロンを休ませる役割がありニューロンの興奮をおさえ修復を行います。
ニューロンの興奮が抑えられることでイライラとした気分が解消され朝起きたときにはストレスも解消されます。
このような結果脳の機能は回復に向かい、爽快感となり元気が戻ってきます。
朝起きても、イライラが続くようなら、ストレスが完全に解消されていないと思われます。
上手にストレスを解消する方法を見つけましょう。
ストレス解消には、ストレスの原因を自分なりに考えること。
ストレスの原因を忘れるくらい何かに没頭する事がストレスの解消につながります。
ストレスの解消には没頭できる趣味を持つ事が一番です。


~昼食後に眠いのはなぜ?~

私たちの意識の中には1日を周期とするリズムがあります。
私たちは、リズムに眠気を左右されます。
眠気には半日を周期とするリズムがあり、昼食を取る、取らないにかかわらず正午過ぎの時間帯に眠気が少し高まることになります。
食物は消化され腸管から栄養素として吸収されます。
栄養素のうちブドウ糖は血管を通って脳に入り脳の中の食欲をつかさどる部分に作用します。
すると満腹感を感じる満腹物質が出てきます。
満腹物質には、お腹がいっぱいになったと言う信号だけでなく睡眠物質として眠気を高める作用も持っています。
昼食後に眠くなるのは、満腹物質の効果と、睡眠サイクルが昼食後の時間に重なるからです。


~夢を見るのはなぜ?~

人間は巨大な大脳を持っています。
大脳を上手に休ませる事が出来ないレム睡眠では大脳がかってに活動を始めます。
このときの大脳はおきているときのような統制が取れたものではありません。
このため現実ばなれした夢を見てしまうことがあります。
夢の中でしている行動を実際に行うことはありません。
筋肉はレム睡眠のときには緩んでしまい体は思うように動けなくなっているからです。
ノンレム睡眠でも夢を見ることはありますが、レム睡眠のときに比べ印象に残ることはありません。
レム睡眠を脳が行うようになったのは古い時代、恐竜時代の爬虫類から鳥類や哺乳類のような恒温動物に分かれたときからだと言う学説があります。
恒温動物は、体を休ませても脳の温度は下がる事が無くこれがレム睡眠につながっていきます。


~夢は役に立つの?~

夢を見る状態のときはレム睡眠の状態だと言えます。
レム睡眠では脳は目覚めていますから何かの役に立っているのかもしれません。
学説では、
   ・夢は忘れるためにある
   ・夢は覚えるためにある
   ・夢はそれなりに意味がある
   ・夢は模擬テストをするためにあり
等の学説があります。
夢には何かの役割があるかも知れませんが、眠りの状態は情報の処理には向きません。
夢の役割をあまり大げさに考えなくてもよいでしょう。
夢についてちょっと怖い実験結果があります。
私たちが一晩に見ている夢の時間はトータルでおよそ1時間です。
夢を見るレム睡眠がトータルで1時間ぐらいあるからです。
実験で、レム睡眠になるたびに起こされ夢を見ないようにしたところ数日で不安と緊張感が増し、集中力が落ち怒りっぽくなり、疲れやすく、記憶喪失の症状も起こすようになったとあります。
実験は途中で中止されましたが、私たちにとってレム睡眠(夢を見る事)はとても大切な事だと言えます。


~勉強は寝る前が効果的~

寝る前の勉強、特に語学の勉強は、寝る前に行うのが効果的です。
NHKの睡眠に関する番組で、お坊さんの体温を測る実験がありました。
   起床 AM5時 35.7度
   読経 AM6時 36.5度
   朝食 AM8時 37.1度
   夕食 PM6時 38.0度
測定の結果朝と夕方では、2.3度の温度差があった事になります。
ここで注目するところは、お坊さんの読経の温度です。
起床から1時間しか経っていないのに1度も体温が上昇していることになります。
大きな声を出すと、体温が上がると言う事です。
寝る前の2時間ぐらい前に語学の発声練習を行います。
英語等の発音練習をおこなうことで体温が上昇し、寝つきが良くなります。
寝る前の学習で、昼間行う勉強よりも頭に残ると思います。
寝る前に、発声練習を行い気持ちよく寝ましょう。


~眠くなる曲は名曲~

あなたはクラッシックを聞くと、とたんに眠くなることはありませんか?。
コンサートで眠たくなるのはとても失礼な話ですね。
クラッシック=眠気 これには理由があります。
昔ヨーロッパの富豪は偉大な作曲家に自分のために音楽を作らせました。
作らせた音楽は安らかな眠りに誘う音楽です。
ロシア大使、カイザーリンク伯爵が不眠症で苦しんでいるとき当時人気作曲家だったバッハに催眠効果のある曲を依頼して出来た曲が、ゴールドベルク変奏曲です。
正確な曲名は、【二段鍵盤付きクラビィチェンバロのためのアリアと三十の変奏曲】といい演奏するのは大変難しい曲です。
この曲をチェンバロ奏者、ゴールドベルクが寝室の隣で毎晩弾いたと言われています。
この曲でバッハは、多額の報酬を得たということですから不眠に効果があったんでしょうね。
このように偉大な作曲家は、不眠のための音楽を富豪の依頼で沢山作曲したかもしれません。
眠れないときはクラッシックを聞いてみましょう。


~笑顔と睡眠~

私たちの脳は寝ることで疲労から回復します。
しかし血液中に酸素が十分に含まれないと100%回復することは出来ません。
生活をしていて空気中の酸素が不足することはありませんが、血液中の酸素が不足する状況はありえるんです。
通勤で混雑している電車に乗り、会社で1日中机の前で仕事をしていると肺の働きが鈍くなり体内の酸素が不足してきます。
このような生活は脳にとってあまり好ましいことではありません。
脳が元気でないと眠りにも影響してきます。
脳が休むためには、十分な酸素が必要なんです。
簡単に沢山の酸素を取り入れる方法は、笑うことです。
笑うことでストレスの解消にもなり、沢山空気をすうことで沢山の酸素も取り入れる事が出来るのです。
笑うことで腹筋を使い、血行も促進されます。胃腸にも刺激になり消化器系にも良い影響を与えます。
毎日笑ってすごし気持ちの良い眠りを手に入れましょう。


~熱帯夜と扇風機~

寝苦しい夜は扇風機をつけて寝る人も多いと思います。
実は扇風機をつけて寝るのはちょっと怖いことなんです。
扇風機を体に直接当てたまま寝ると体温がドンドン奪われてしまいます。
扇風機の風によって体の表面の汗が蒸発して、気化熱によって体の温度が下がるからです。(ちなみに1gの水が蒸発すると540カロリーの熱量がうばわれることになります。)
体温が下がると寝冷えの状態になり風邪になりやすくなったりお腹を壊したりします。
また部分的に冷えた箇所が出来ると血行障害を起こすこともあります。
暑苦しいからと言って、扇風機の風を直接体に当てるのは怖いことです。
十分に気をつけましょう。
扇風機を使う時は同じところに風が当たるのを防ぐため、首振り機能を使ったり、タイマーをセットして使うようにしましょう。


~眠りとHの微妙な関係~

私たちが持っている欲には、大きく分けて3つあります。
【食欲】【性欲】【睡眠欲】です。
性欲が高くなると眠る事が出来ないと感じたことはありませんか?。
大好きな人と気持ちの良いH をした後はぐっすり眠る事が出来ます。
Hが精神と肉体の両方に程よい疲労感を与えてくれるからです。
しかし、男性の場合体よりも脳の疲労が大きいためHをした後にすぐに眠るのは止めたほうがいいでしょう。
これは大好きな彼女に嫌われるからではありません。
射精には200mを全力疾走するぐらいのと同じ体力を使います。
それでも体よりも脳が疲れているのは男性がいかに脳を使ってHをしているかわかりますね。
脳が疲れたままで睡眠に入ると浅い睡眠を繰り返しやすい。
そのためぐっすりと眠ったと言う満足感が得られず翌日に疲れを残すことになります。
男性は大好きな彼女の寝顔を見てから寝るのが丁度良い時間です。


~朝型、夜型の遺伝子~

睡眠の深さと脳内の神経伝達物質のひとつであるセロトニンにはとても密接な関係があります。
先天的にセロトニンの分泌量が少ないと不眠になりやすく、多いと眠りは深くなる傾向にあります。
これは生まれつきの体質の問題で遺伝子の問題となります。
セロトニンの多い人には高血圧が多く朝方、少ない人は低血圧がちで夜型という傾向にあります。
財団法人東京老人総合研究所の線虫を用いた研究によると寿命関連遺伝子の中には生物のさまざまな生体リズムをつかさどる【クロック遺伝子】と言うものがありこの遺伝子にキズが入ると運動のリズムが遅くなったり、成長が遅くなったり、寿命が長くなったりする事が解っています。
人間の睡眠のリズムもこのような【クロック遺伝子】と関係がある事がこれからの研究で解るかもしれません。


~睡眠と交通事故~

ドイツで興味深い実験結果があります。
普通の道、高速道路、普通の道と、それぞれ1時間走る実験です。
これを日中と夜間で行い脳波を測定したものです。
結果、昼間は【覚醒】の脳はパターンを示して盛んに瞬きをしていたドライバーが夜間の20分間、まったく瞬きをしない状態がありました。
この間脳波は【睡眠】のパターンを示していました。
この実験から20分の間目を開いたまま眠っていた事になります。
深夜の交通事故の多くがこのような時間帯に起きている事が考えられます。
眠気のピークは朝の4時~6時がもっとも強い時間帯です。
深夜の場合ピークの時間帯に達する前に居眠りが始まるため、大抵の事故はそれより1時間前に起きていると考えられます。
あなたはこんな経験ありませんか。
気が付いたらかなりの距離を運転していたこと。
気をつけないと、考え事をしていただけではすまなくなるかもしれませんよ。
自動車保険 でもしもに備える事も大事ですが、休憩を行い、事故防止に備える事も大事です。


~寝る前のココア~

寝る前に飲むものと言えば温めた牛乳とクッキーが定番ですが、ココアも体の調子を整えるので飲んでみてください。
ココアはカロリーが高く太りやすいと言うのが一般的ですね。
でもココアには体と心を温めリラックスできる飲み物です。
ココアの原料であるカカオの健康効果に注目されたのも記憶に新しいですね。
ココアに含まれるカカオFFA(遊離脂肪酸)が胃潰瘍の原因であるピロリ菌に働いて殺菌する事がわかっています。
ピロリ菌は胃の粘膜に住みつく細菌で世界の人口の半分の人が感染していると言われています。
10%の濃度のココアでピロリ菌は一時間後に80%~90%減少する事が分かっています。
あまり薄くせずに胃の中に長くココアがとどまるように就寝前に飲むようにしましょう。
翌朝の排便に消臭効果も期待できます。


~一夜漬けの効果~

試験勉強の方法として一般的な一夜漬け。
これにはどんな効果があるのでしょうか?。
一夜漬けや徹夜で勉強してもあまり効果はありません。
効果がある方は普段からコツコツ勉強している方だけです。
眠いまま勉強しても思考力や記憶力が低下してしまいます。
記憶力が低下しているためあまり効果は上がりません。
レム睡眠をはさまないと記憶が長期にわたってキープされません。
試験のときに運良く覚えていても、次の試験ではすっかり忘れてしまいます。
徹夜勉強してテストを受けても、2時間後には70%忘れ、8時間後には90%忘れてしまうという報告があります。
逆に、いったん記憶したら一眠りして、それからテストをうけると、2時間後には50%忘れてしまいますが、その後の記憶の減り方に変化はないようです。
知識が蓄積しない勉強は意味がありません。
テストの前だけ勉強するのではなく毎日コツコツ勉強する事が成績UPの近道になると思います。
仮眠をとる前に深夜の勉強や、徹夜に備えて、夕方に仮眠をとる方も多いと思います。
夕方に仮眠を取ることはあまり効果的ではありません。
仮眠を取る日が多いほど日中に眠くなる事が多いからです。
授業中に眠くなっては意味がないからです。


~ダイエットと睡眠不足~

痩せたいと思うのは女の人だけではありません。
男も痩せたいと思います。やせてかっこよくなりたい、もてたいと思ったりします。
でも極端なダイエットを行う事で睡眠不足の原因になるときがあります。
■ 一番簡単でダメなダイエット方法
一番簡単で多くの人が実践しているのが食事制限ダイエットです。
食事の回数を減らせば確実に体重は落ちていきます。
しかし、長く続かないだけでなくやせにくい体になっていきます。
食事制限だけのダイエットは筋肉が脂肪に変わっただけだからです。
筋肉より脂肪は軽いので、体重が減ったように思うだけです。
食事制限ダイエットは睡眠にも影響します。
寝る前にお腹が減る事があります。
痩せるためには我慢しなければいけないので空腹感がストレスとなりイライラして眠る事が出来ないときや、空腹感で途中に目が覚めてしまう事もあります。
極端なダイエットを行うと、ストレスがたまり睡眠不足になる恐れがあるので注意が必要です。
お腹がすいてどうしても眠れないときは消化の良い物を少しお腹に入れると良いでしょう。ホットミルクなどを飲むのが良いようです。
■ 上手なダイエット方法
食事制限と運動です。
この2つを組み合わせる事で確実にやせる事が出来ます。
食事制限は、食事の回数はそのままにカロリーを減らす方法が大事です。
カロリーを抑えるために満腹感がありカロリーの低いダイエットクッキー やマイクロダイエットなどを利用する方法があります。
ウォーキングなど長く続ける事が出来る運動がよいでしょう。
家でも出来るスクワットも有効です。
太ももの筋肉は体の中で一番大きく基礎代謝が大きいからです。


~大人の睡眠時間~

睡眠時間は8時間と言うのを良く聞きますが、8時間睡眠に科学的根拠はありません。
5時間の睡眠で満足する人もいます。
8時間の睡眠でも足りないとかんじる人もいます。
必要と感じる睡眠時間は人それぞれ違うものなんです。
睡眠時間が足りているか、どのようにすれば解るのでしょうか。
睡眠時間の基準は日中、眠気に悩まされる事がなく、思うように動く事が出来ればよい睡眠を取れていると考えられます。
睡眠時間が6時間~10時間程度あれば問題は無いと思います。
睡眠時間で大事な事は昼間の行動に差支えが無い事。
朝すっきり起きる事が出来る事です。
睡眠時間に神経質になりすぎるとかえって眠れない事があります。
大人の睡眠時間
   ・昼間の行動に差支えが無い事
   ・朝すっきり起きる事が出来る事


~寝相と性格の話し~

ニューヨークの精神衛生研修センターのダンケル博士が発表されている寝相と性格についての話を見つけました。
寝相から性格を判断しようと言うものです。
私たちは夜寝ている間に寝返りを20回~30回しています。
これは同じ姿勢だと寝ている間に床ずれになるからです。
どんな体にいい布団やベットに寝ていても定期的に寝返りを打たないと床ずれになるといわれています。
寝ている間に寝返りを打ち、寝相が悪くなるのは当たり前のことなんです。
仰向けタイプ
自分を王様のように感じて、解放的で精神的にも安定し他人に対しても寛大。
個性が強く自信家である。
うつぶせタイプ
予想外の出来事が嫌いで何事も無くすごす事を好みます。
細かい事を気にしすぎる事があります。
体を丸め横向きタイプ
依存心が強く閉鎖的で生活の楽しみや困難を体験しようとしない傾向があります。
膝を曲げ横向きタイプ
適度に自分をまもりながら開放的でもあるバランスが取れた性格。
社会に対しても柔軟な姿勢で対応が出来ます。


~睡眠時間と仕事の関係~

睡眠時間と仕事にはチョつとした関係があると思います。
満足するだけ眠ると次の日は仕事が楽しくなります。
また仕事もはかどったように感じます。
私たち社会人が世間から受ける仕事の評価は、給料や出来た仕事の量ではないでしょうか。
仕事の量を上げようとすれば仕事の時間を増やそうとします。
仕事の時間を確保するために睡眠時間を削る人もいると思います。
睡眠時間を減らす事で仕事の時間は増やす事が出来ますが、本当に効率よく仕事が出来ているのでしょうか?。
睡眠時間を減らして仕事をするべきではないと思います。
睡眠時間が足らないと頭がスッキリせず、考えがまとまらないときがあります。
このような睡眠不足で仕事をしても効率は悪くなります。
仕事を効率よくするためには睡眠はとても大切な要素だと思います。


~試したくない睡眠方法~

フランスの地方では安眠の方法として玉ねぎのみじん切りを枕元において置くと言う方法があります。
玉ねぎをみじん切りにしたとき涙が出る原因、硫化リアルと言う成分が沈静作用を促します。
硫化リアルには、血液の凝固を防いだり、血液中の脂質を減らし、血圧を低下させたりもします。
玉ねぎの匂いが耐えられない方は、ニラ、生姜、ニンニクでも代用が出来ます。
日本にも同じように、生姜やねぎを枕元において寝る方法はありました。
さらに長ネギの白い部分を鼻に入れて寝る方法もあるらしいです。
鼻の中に長ネギを入れて寝るなんて絶対に試したくない方法です。
眠るための方法は、国や地方に沢山の方法がありますが、とんでもない方法は試さないほうがいいと思います。


~金縛りの恐怖~

夜寝ていたら体の上に何かが乗るような圧迫感。
逃げようとしても体が動かない。
このような経験はありますか。
このような恐怖体験を一般的には、金縛り と言います。
金縛りには医学的な呼び方もあります。
医学的に睡眠麻痺と呼んでいます。
金縛りは、息苦しく感じたり、幻覚のようなものが現れたりしますが数分以内に収まります。
睡眠中のレム睡眠状態のとき脳が働き体は休んでいます。
脳から筋肉へ行く指令が遮断されているのですが何らかの原因で意識が半分あるような状態で脳からの指令を遮断するレム睡眠のメカニズムが働く事により 金縛り がおこります。
一般的に、夜勤や海外旅行など睡眠のリズムが乱れると 金縛りが起こりやすくなります。
金縛り になった時には意識的に目を動かすと抜け出せると言われています。