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 夜ベッドに入るとき、日中に蓄積した体のりを感じることはありませんか?
 そんなときはたった5分のブリージングストレッチで、1日の体の凝りをリセットしましょう。
 それだけで、呼吸が深くなり、すとんと眠れるようになります!

 デスクワークが多く、運動は全然していない ――。 「 そんな人は胸や背中、お腹まわりの筋肉も凝り固まっている。 そのため、胸郭きょうかくの動きが妨げられ、呼吸が浅くなっている 」 と整体師でブリージングストレッチ院院長の古久澤靖夫さんはいう。 古久澤さんの指導経験では、呼吸が浅いと、血行が悪くなり、むくみや便秘などの不調が出たり、代謝が落ちてやせにくくなってしまうという。

 まずは下の方法で、深呼吸をしたときの 「 胸郭 」 の動きをチェック。 「 3cm未満の場合、横隔膜おうかくまく肋間筋ろっかんきんなどの呼吸に深く関わる筋肉がスムーズに動いていないと考えられる 」 と、理学療法士で文京学院大学保健医療技術学部の柿崎藤泰准教授はいう。

《 チェック!》 メジャーで測ってみよう 深呼吸をして 「胸郭」 はどのくらい動く?

 アンダーバストを測る要領でみぞおちのあたりにメジャーやひもを回し、息を吐ききったときと、思いきり吸いこんだときの差が何cmあるか測ってみよう。
5cm以上 大変よくできました。
3~5cm未満 よくできました。
3cm未満 がんばりましょう。



 そこで、古久澤さんが考案したブリージングストレッチで呼吸に関わる筋肉をほぐそう。 運動経験の少ない人でもベッドの上でカンタンにできる。

 深い呼吸に大切な 「 胸郭の動き 」 に関わるのは主にこの部分。 これらの筋肉をストレッチで十分にほぐそう。
 まずアプローチするのは、みぞおち。 「 ストレスがある人は硬くなっているはず 」 と古久澤さん。 ステップ1の 「 みぞおちゆるめストレッチ 」 から始めて、ステップの順に行おう。

 ストレスで硬くなりやすいお腹の力を抜く( みぞおちゆるめストレッチ )
 ストレスを抱えた体は、緊張モードのまま浅い呼吸を繰り返している。 みぞおちの力をうまく抜けるようになると、横隔膜の動きが良くなって、自然と呼吸が深くなる。

 
みぞおちが緩めば息を長く吐けるように

 「 呼吸が浅い人の多くは、息を吐き切れていない。 その原因は腹筋のこわばり。このストレッチでみぞおちが緩むと腹直筋の力が抜け、横隔膜の動きがよくなって息を長く吐けるようになる 」 ( 柿崎准教授 )。

 胸を伸ばして胸郭の動きをスムーズに( 背中&お腹ゆるめストレッチ )
 猫背の姿勢によってつぶれがちな胸まわりの筋肉を伸ばし、胸郭の動きをよくする。 脇の下のリンパが刺激されて上半身のむくみが解消するほか、肩や肩甲骨の凝りにも効く。

 
姿勢が良くなり胸郭の動きも改善

 「 猫背姿勢などで胸郭がつぶれた状態では、呼吸時に上下に動く横隔膜の動きを妨げる。 それが慢性化すると、呼吸が浅くなる結果に。 呼吸を深くするには、姿勢の改善は不可欠 」 ( 柿崎准教授 )。